ネジ山再生工法

これまで、経年劣化によりネジ山が破損して締結力を失ったまくらぎは交換を余儀なくされていました。
本工法は、既存のコンクリートまくらぎを交換することなく、樹脂にて健全なネジ山に再生することにより本来の支持力を回復させる補修工法です。

製品

硬化した樹脂と六角ボルトの離型性能と高い固着力を有する、速硬化タイプのカプセル型固着剤です。

 

※S:夏用、W:冬用、SS:夏昼用を表しています。
※削孔深さは、締結ボルトネジ部の長さにより異なります。

施工手順

1.埋込栓削孔

削孔ドリルで所定寸法(ボルト寸法)の削孔を行い、埋込栓のネジ山を取り除きます。
削孔前にビット径が適切であるか確認して下さい。

 

2.穴内清掃

掃除機、ブロア、専用ブラシ等で穴内の清掃を行います。
穴内、及び穴壁に付着した削粉を取り除いて下さい。

3.カプセル挿入・撹拌

カプセルのゴム製キャップを下にして挿入し、撹拌ドリルで10秒程度撹拌します。
撹拌は、撹拌棒の先端が穴底に到達するように行って下さい。

4.ボルト埋込み・位置合わせ

人力で、締結ボルトを左右に半回転させながら埋込み、その後セットハンマーで所定の位置まで打ち込みます。

5.硬化養生・セット

養生後、締結ボルトを抜き取り、潤滑剤等を塗布し、締結装置をセットします。(養生時間30分)
※インパクトレンチで容易に解放できます。
(2,000~3,000トルク)
硬化養生中は、絶対にボルトを動かさないで下さい。

 

 

施工工具

  下記、施工工具については同等品で施工して下さい。