線バネ締結装置

埋込栓のネジ山が経年劣化により破損し締結力を失った締結装置について、新規開発した線バネ用ショルダーを樹脂にて埋込み、線バネ締結装置化して従来以上の締結力を確保する画期的な補修工法です。

製品

ショルダーとまくらぎとの高い固着性能を有する、速硬化タイプのカプセル型固着剤です。

※S:夏用、W:冬用を表しています。

施工手順

1.埋込栓削孔

削孔ドリルで所定寸法(ボルト寸法)の削孔を行い、埋込栓のネジ山を取り除きます。
削孔前にビット径が適切であるか確認して下さい。

2.削孔穴の拡張

ハンマードリルにて孔壁面に拡張作業を行います。
(埋込栓除去タイプ ショルダー径Φ30の場合)

3.穴内清掃

掃除機、ブロア、専用ブラシ等で穴内の清掃を行い、水抜き穴のシールを行います。
穴内、及び穴壁に付着した削粉を取り除いて下さい。

4.カプセル挿入・撹拌

カプセルの破砕後、撹拌ドリルにて約15秒程度、ガラス管と樹脂とを均一に撹拌します。
撹拌は、撹拌棒の先端が穴底に到達するように行って下さい。

5.ショルダーの埋込み・位置合わせ

ショルダーを半回転させ埋込み、ハンマーにて打込みます。また、ショルダーのこがえし防止を施します。

6.硬化養生後、クリップの取り付け

養生時間30分後にクリップを取り付け締結します。ショルダーとコンクリート面との隙間を充填剤にて注入します。

 

施工工具

下記、施工工具については同等品で施工して下さい。