木・合成まくらぎ孔補修工法

経年劣化により支持力が低下した合成まくらぎのボルト孔について、タイプレートはそのままの状態でネジ山だけを樹脂にて健全な状態に再生し、まくらぎ孔の支持力を回復させる工法です。
(木まくらぎと合成まくらぎでは、使用する樹脂カプセルが異なります。)

製品

木まくらぎ

硬化した樹脂とスクリュースパイキとの離型性能と、木まくらぎとの固着性能を有する、速硬化タイプのカプセル型固着剤です。

※削孔深さはスクリュースパイキネジ部の長さにより異なります。


合成まくらぎ


硬化した樹脂とスクリュースパイキとの離型性能と、合成まくらぎとの固着性能を有する、速硬化タイプのカプセル型固着剤です。


※削孔深さはスクリュースパイキネジ部の長さにより異なります。

施工手順

1.母材穿孔

まくらぎの既存孔を所定の寸法で削孔します。(必要に応じてルーター、アンダーカッターで孔壁の拡張処理を施します。)

2.孔内清掃

切粉を専用ナイロンブラシ、ブロア、掃除機等で除去し、孔内の清掃を行います。

3.カプセル挿入

カプセルのキャップ側を孔底側に挿入します。

4.カプセル攪拌

カプセルの撹拌は、電気ドリルに装着した専用撹拌金具を用いて行います。(金具の先端が孔底に達した時点で5~10秒程度撹拌し、回転させながらゆっくりと抜き取ります。)

 

 

 

5.ボルト埋め込み・位置合わせ・硬化養生

ハンマードリルにてボルトに回転・打撃を与えながら埋込みを行います。(樹脂量が足らない場合は、補充用カプセルを追加してください。)
樹脂の硬化が始まる前(埋込後即座)に治具を用いて位置合わせを行います。
硬化養生中は、ボルトに衝撃、荷重をかけないようにしてください。

6.締結装置セット

養生後に専用ボルトを抜き取り、締結装置をセットします。

 

施工工具

下記、施工工具については同等品で施工して下さい。